カップルに理解してもらう

ブライダルに夢だけを感じてウエディングプランナーの職業に就くと、それが壊れるような現実にも直面します。ブライダルカップルが挙式について違う意見を持っていたり、双方の両親と意見が食い違うなどの場面に遭遇することもあるからです。また美しく支度を整えた花嫁さんが緊張のあまり気持ちが悪くなったり、トイレが近くなったりというときには花嫁さんに恥じらいを感じさせず対処していかなければなりません。どんなときにも冷静に対応して、自分が担当するカップルの結婚式が円滑に進むように努めるのがウエディングプランナーの仕事です。現在現職でウエディングプランナーを仕事にしている人たちは、こういった様々なケースをかいくぐって1人前になってきました。決して美しい、夢があふれるだけの仕事ではありません。
どんな仕事でも実際に、従事すれば大変です。この仕事も同じです。結婚式と一言で言っても実際にお客様にお見せできる商品すらありません。自分が以前に担当していて大成功を収めた挙式であっても、同じ形でほかのカップルに提供することはできません。自分がどのくらいお客さんのためになろうとしているのか、それを理解していただくことが最も大切なことになっています。
新郎新婦のサポートをする仕事
ウエディングプランナーは、結婚式を挙げる新婦新婦の総合的なサポートをします。結婚式場に訪れている人に対して、結婚式場の案内やある程度の見積もりを出すのも仕事の一つです。興味を持ってもらえるような企画や演出も提案しないといけません。いろいろな要望を聞きながら、結婚式当日の衣装や料理、進行など何回も打ち合わせをして細かいところまで決めていきます。
ウエディングプランナーにとって一番重要なのは結婚式の当日です。手配した物が全て届いているかなど最終チェックをします。意外かもしれませんが、とてもハードなので大変です。責任のある仕事なので、結婚式に関する幅広い知識はもちろん、接客力などいろいろなスキルが必要になります。国家資格はないので、資格がないといけないという事はありません。
ウエディングプランナーの収入は、一般企業で働いているOLとあまり変わりません。平均年収は330万円から400万円程度です。人生の晴れ舞台の手伝いが出来るので、やりがいを感じられます。新郎新婦の幸せな時間を作れて、たくさんの人達から感謝されるので良いです。素晴らしい仕事なので、ウエディングプランナーになりたいという人が増えています。